都内の神宮外苑にて2日、アメリカの野球ブランド『EASTON(イーストン)』の日本進出を発表する記者会見が開催された。
1922年にアメリカ西海岸で生まれたイーストンは、80年以上にわたって最先端テクノロジーによりバッティングが確実に進化することをアメリカンベースボールの現場で実証。「野球は科学である」という考えに基づき商品開発を行う“スポーツ・エンジニアリング”の企業姿勢とプレーヤーズ・ファーストの精神により生み出される商品は、アメリカで子どもから大人まで多くのファンから強い支持を得ており、アメリカのバット市場シェアNo.1を誇っている。
今回の日本進出に伴い、株式会社イーストンのダニエル・ビーマー副社長は「我々のテクノロジーで選手のパフォーマンスを上げてきた。日本では斬新なデザインで優れた商品を提供したい」とコメント。イーストンの製品は、この日より全国約300店舗で販売が開始されることになっており、日本における事業戦略を担う株式会社フラッグの山同建氏は「日本での長期的なビジネスの構築を約束する。まずはバットをブランドとして強調していく」と日本での市場拡大に意気込んだ。
また、会見にはスペシャルゲストとして、前楽天監督のデーブ大久保氏とタレントの小島瑠璃子が出席。イーストン社のバットを「子供の頃から憧れていた。当時は高嶺の花だった」という大久保氏。グリップ部分が360度回転する革命的な回転グリップ技術「トルク」を搭載した最新型のバットで臨んだ試打会で大飛球を連発すると、「誰にでも合う、完璧なバット。自信を取り戻しましたよ」と絶賛。「KOJIRURI 55」の特製ユニフォームで始球式なども行った小島も、飛距離が格段に伸びた結果に「道具でこんなに変わるんですね」と驚いていた。
これまで多くのメジャーリーガーの誕生に一役買ったバットに、「道具で子供たちの成長の度合いが変わって来る。手首の怪我予防にもなる。道具で育つということは多々あるし、プロでも一流の選手は道具選びが上手い」と大久保氏。イーストンの日本上陸で、少年野球、リトルリーグを中心とした日本のアマチュア野球のレベルアップが期待される。