感動、台頭、誕生。2016年シーズンはそのどれもが色濃く残るような1年でした。 パ・リーグでは、ファイターズが王者・ホークスに11.5ゲーム差をつけられながらも大逆転で優勝しました。中心にいたのは、“二刀流”大谷翔平。日本人離れしたパワーと、スピードを併せ持った超人的なプレーで、見るものを魅了しました。巻頭インタビューに登場いただいた栗山監督は「自分の気持ちは別として、『劇的な、感動的な一年だった』という言葉でくくれる一年だった」と語っています。 セ・リーグは近年、各地でのファンの熱狂ぶりが話題を集めていたカープが、悲願の優勝を成し遂げました。実に25年ぶりの優勝。ただでさえ巻き起こる感動の嵐を、レジェンド・黒田博樹の存在で増幅させたように思います。そしてベイスターズが球団初のCS出場。監督が代わり、ロジカルな采配でチームを初の舞台に導きました。 2年連続のトリプルスリーというプロ野球史上初の快挙を打ち立てた山田哲人。2000本安打を達成しMVPにも選ばれた新井貴浩。パ・リーグ新記録となるシーズン43セーブを記録したサファテ。福留孝介は史上最年長にして自身2度目のサイクル安打で歴史に名を刻みました。 そして――。 新たなスターの誕生とともに、今年もまた多くのスターが現役を去っていきました。三浦大輔、サブロー、武田勝。時代を背負ってきたチームの顔が去り、鈴木誠也、筒香嘉智ら次代を担う有望選手たちは、その才能をまた大きく開花させました。髙山俊、茂木栄五郎。新たな顔となる可能性を示した選手も出てきました。 大きな変化があったから、より、興味を引いた2016年シーズン。濃厚な1年の思い出を、ベースボール・タイムズとともに。
■CONTENTS■
巻頭インタビュー
栗山 英樹 6年目へのビジョン
北海道日本ハムファイターズ
2016-2017
NIPPON PROFESSIONAL BASEBALL
REVIEW & PREVIEW
プロ野球12球団の回顧と展望
2016 SEASON ARCHIVES
2016 REGULAR SEASON TITLE HOLDERS
2016年の記録と記憶
北海道日本ハムファイターズ
福岡ソフトバンクホークス
千葉ロッテマリーンズ
埼玉西武ライオンズ
東北楽天ゴールデンイーグルス
オリックス・バファローズ
広島東洋カープ読売ジャイアンツ横浜DeNAベイスターズ阪神タイガース東京ヤクルトスワローズ中日ドラゴンズ
拝啓、OBTVスタジオより
侍ジャパン 強化試合マッチレポート
2017 World Baseball Classic展望
【永久保存版】
プロ野球マニアックデータランキング
2016 FARM Result & Award
2016 NPB PERSONAL RECORDS
SHOTコーナーRun ThroughNEW STANDARDOTOKOGIRevenge
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