91年以来の○○を目指せ！！

4月12日、2011年シーズン開幕。東日本大震災の影響で開幕が遅れたことが、どう影響したか定かではないが、カープは例年にない好スタートを切った。セ・パ交流戦を迎えるまでに貯金を積み、上位（2位）に立ち続けたことは、ここ数年と比較すれば、十分評価に値するだろう。思えば昨年、ベースボール・タイムズでは「広島東洋カープ特集号」を発行したが、前述したとおり、昨季のカープといえばスタートダッシュに失敗し、5月中旬にして早くも5位に落ち着き、そのまま浮上することはなかった。前田健、シュルツ、栗原といった一部選手は気を吐いていたものの、それでもチーム自体に特集号を組むほどのインパクトは正直、なかった。それでも敢行した理由としては、ただ何となく面白そう、だったから。今回は純粋なチームとしてのカープ特集となった。理由はもちろん、チームが好調だからだ。一部、地元に愛され、魅力的な球団であり続けるための試みなどを取り上げた企画はあるものの、基本的には序盤戦の好調の要因を探り、そして今後の展望を中心に誌面を構成した。

■CONTENTS■

主力選手＆スタッフ・インタビュー 　
◎廣瀬 純 「名手のたどる道」
◎町田 公二郎コーチ 「不満と手ごたえと期待」
◎石井 琢朗 「まだ伸びるはず」
◎篠田 純平 「4年目。これまでとは違う」
◎丸 佳浩 「ワンプレーに究極を求めて」
◎福井 優也 「勝利への道のり」

担当記者コラム　
いまが充実のときと信じて
文・大久保 泰伸

DATA Analysis　
手ごたえ感じた春 ～2年目野村カープのたしかな歩み～
プロ野球解説者が語る／好調カープの秘密
～大塚光二＆友利結～

～もっと注目されていい!? 愛すべき鯉人たち～
文・山田 隆道

セ・リーグ、ライバル球団の動向は!?
カープを構成する陰の立役者
◎苑田聡彦スカウト部長が語る　広島のスカウト戦略
◎球場内サービスを統括するエームサービス山内総支配人が語る　マツダ スタジアムに笑顔が溢れる理由