糸井加入で李大浩の効果が増大 　春季キャンプ直前の1月23日、その報に触れた時、誰もが耳を疑ったはずだ。オリックスと北海道日本ハムの両球団から発表されたトレードである。オリックスに糸井嘉男がやって来る、というニュースをすんなり受け止められた人がどれほどいたか？　とにもかくにも、日本ハムの主力であり、日本を代表する外野手がオリックスにやってきたのである。 オリックスとしても、糸井獲得の 【...】

原監督「課題？　特にない」 「すべてが初めてのことですが、どんなことがあっても前向きに捉えているところが素晴らしい。課題？　特にないですね」 4月13日のヤクルト戦（東京ドーム）。8回114球を投げて3安打10奪三振1失点の快投を演じたルーキー・菅野智之の堂々たる姿に、原辰徳監督は目を見張り、声を弾ませた。 【...】

故障相次ぎ、自慢の投手陣が… 　球界きっての投手王国とうたわれた中日が崩壊の危機にさらされている。4月14日終了時点のチーム防御率3.50はリーグ5位。きわめて厳しい状況にある。 エース・吉見一起が今月5日の巨人戦、6回7失点で黒星を喫すると、翌6日に右肘の違和感を訴え登録抹消。さらに、昨季、年間を通して投手陣を支えた山井大介が5試合に登板して0勝1敗0S、防御率19.29と絶不調。 【...】

“負けないため”から勝利のための采配に どちらも譲らず延長へと突入。時計の針は23時を回る。帰りの路線の終電が脳裏にチラつくも、目の前で繰り広げられる激戦からその場を離れられない。ここまで来たら勝ち越しの瞬間を、サヨナラの歓喜の時を、自分の目で観たい――。 昨年では起こりえなかった、こんな胸躍り血湧くような場面が、今年は多く見られる環境へと戻ってきた。WBCに世間の注目が集まっていた 【...】

開幕ダッシュ失敗も新1、2番コンビが躍動 　戦前の評価は「投手陣はリーグでも屈指。ネックは得点力不足」。16年ぶりのAクラス入りを目指す今季のカープは、開幕8試合で2勝5敗1分、リーグ最下位とスタートダッシュに失敗した。しかし、野村謙二郎監督は「今年は点が入るイメージがある」と手応えを口にする。 その打線で、新1、2番コンビとして起用されているのが、2年目の菊池涼介と6年目の丸佳浩だ 【...】