高橋尚成が引退会見、指導者として「第二の尚成」育成の夢も

 ベイスターズの高橋尚成投手が18日、横浜市内の球団事務所で会見を開き、今季限りでの現役引退を表明した。

 

 高橋は2000年にドラフト1位でジャイアンツに入団。2007年に最優秀防御率、ベストナインに輝くなどジャイアンツで10年間プレーし、2010年に大リーグ・メッツに移籍。その後4球団を渡り歩き、2014年から日本球界に復帰し、ベイスターズのユニフォームに袖を通した。

 

 左腕の引退を決意させたのは、駒沢大学の後輩新井貴浩の一発だった。8月16日のカープ戦で、リリーフで登板した高橋は広島の新井に本塁打を浴びた。「新井に打たれたホームランで覚悟しました。大学時代の1学年下で仲良くプレーしてきました。新井に打たれたことですっきりした気持ちと覚悟が決まりました」と振り返った。

 

 また、今後については「自分が経験したことを教えてきたいですし、また次世代に高橋尚成のようなハチャメチャなピッチャーが出てくるといいなとも思います」と指導者への希望も明かした。

 

文:大槻美佳