[パ 序盤戦振り返り]投打が噛み合う鷲が快進撃!鷹も猛追!

 開幕から交流戦開始前までの約2カ月、“熱パ”の主役は梨田イーグルスだった。
前評判は決して高くなかったイーグルス。だが、開幕10試合を8勝2敗のロケットスタートを決めると、その後も順調に貯金を増やし、交流戦前までの序盤戦を連敗が1度(2連敗)のみという快進撃で、30勝12敗の貯金18で終えた。自慢は茂木栄五郎(打率.325、10本塁打)、ペゲーロ(打率.281、11本塁打)の攻撃的1、2番で、チーム打率.279はリーグトップを誇る。同時にチーム防御率2.98もリーグトップで、6試合連続2ケタ奪三振の日本記録に並んだ則本昂大とFA加入した岸孝之のダブルエースに加え、美馬学、辛島航の2人が絶好調。救援陣では福山博之、森原康平、ハーマン、松井裕樹が鉄壁の継投を披露し、特にルーキーの森原、新外国人のハーマンの2人の活躍は、チームの安定感を大幅にアップさせた。
 そのイーグルスに3.5ゲーム差の2位に付けるのがホークスだ。一時は借金2を抱えて出遅れたが、徐々に調子を上げて30勝19敗の貯金11。和田毅、武田翔太の昨季の勝ち頭2枚(2人で29勝)を故障で欠くが、千賀滉大と東浜巨が奮闘し、打線も徐々に噛み合ってきた。ここまでのチーム本塁打54本は12球団トップ。上林誠知がここまで打率.313、7本塁打とブレイクしたこともあって、破壊力は昨季以上だ。
 攻撃力では、3位に付けるライオンズも負けていない。秋山翔吾(打率.337、9本塁打)、浅村栄斗(打率.337、5本塁打)の2人が好調で、中村剛也(打率.241、10本塁打)、メヒア(打率.268、6本塁打)の大砲2門も順調。そして今季はエースの菊池雄星が、9試合に登板して5勝2敗でリーグトップの防御率1.23とハイパフォーマンスを続けている。
 下位では昨季覇者ファイターズが出遅れた。大谷翔平を筆頭に開幕から主力にケガ人が相次ぎ、4月中旬から10連敗を喫して一時は借金14を背負った。だが、中田翔、レアードの調子が上向き、新加入の大田泰示の爆発とともにチームも浮上し、開幕2カ月を19勝27敗の借金8で終えた。首位までは13ゲーム差。昨季以上の“ドラマ”を生み出せるだろうか。
 好発進を見せたバファローズは、5月に入って急失速。最大貯金8をすべて使い果たすとともに借金8で交流戦を迎える。マリーンズは一度も貯金を作れないまま開幕直後から低迷。貧打に悩み、チーム打率.202のまま14勝33敗1分けの借金19。交流戦で流れを変えることができるか。ラッキーボーイの出現に期待したいところだ。